医学部合格への真髄 2023

2024年横浜市立大学医学部医学科へ必ず合格する

💻私立の医大・医学部合格者は大半が「補欠合格」…「正規合格」とは何が違う?

2/3(金) 7:03配信

 

東京医大「不正入試」事件』で文科省キャリアに有罪判決が下った根拠の一つが、東京医大入試において実力で合格できる点数を取っていた息子に、大学側が一方的に10点を加算したことで補欠繰り上げ合格から正規合格になった事実だった。同じ合格でも補欠と正規は何が違うのか? 

 

東京医大「不正入試」事件で分かった医学部入試のリアル(2)


241人に合格を出して、入学したのは120人


厚労省が大学医学部の定員数を制限しているため、一学年あたりの医学部生の人数は現在、国公私立に限らず120人前後に抑えられている。これでも15年前の07年度に比べると、少ないところで10人弱、多いところで50人増えているのだが、いずれにしても狭き門であることに変わりはない。

そこで医学部志望者はすべからく、自身の偏差値や親の経済力と相談しながら、国公立大医学部だけでなく、全国の私立大医学部を併願して、1月半ばから2月末にかけて、掛け持ちで数多くの大学を受験する。 その結果、私立大医学部では「正規合格者」のほか、大量の「補欠合格者」が生まれることになる。  正規合格者とは基本的に、1次試験と2次試験の点数を合計した成績が、その大学が定める一般入試の定員数の枠内で合格した受験生を指す。ただ、その人数は各私立大とも必ずしも定員どおりとは限らず、定員を上回る人数を正規合格とすることも多い。

今回の事件の舞台となった東京医大の、18年度入試の合格者数は、一般入試が正規合格者と補欠繰り上げ合格者を合わせて171人、一般公募推薦入試が20人、茨城、山梨の地域枠を設けた特別推薦入試が7人、それにセンター試験利用入試が43人の計241人で、最終的に入学したのは120人だった。

 

補欠合格者を全員入学させても定員割れ

 

正規合格の通知を受け取った受験生の保護者は、手続き期間内に入学金と初年度の授業料を払い込むかどうかの決断を迫られる。合格発表日程の関係で、のちに合格した他大学に進学する場合でも、すでに払い込んだ入学金は返還されない。

これに対し補欠合格者は、正規合格者の入学辞退に伴う欠員の補充を目的に選出されるもので、2次試験の合格発表時に、正規合格者と併せて大学の掲示板やウェブサイト上に公表される。正規合格者の辞退状況によっては、補欠合格者全員を繰り上げ合格させても欠員が生じる可能性があるため、あらかじめ2次補欠者まで事前に決めておく大学もある。

そして、なにより特筆すべきなのは、私立大医学部の入学者のほとんどが補欠繰り上げ合格者であるという点だ。

教育ジャーナリストの神戸悟氏が解説する。

「国公立大医学部は私立大医学部と比較にならないほど学費が安く、国公立と私立を併願した受験生は、仮に私立に合格していても、最終的に国公立に合格すれば、ほぼ例外なく私立を辞退して国公立を選択します。こうした傾向は、どの大学でも合格できる学力を持つ正規合格者にとりわけ顕著です。

医大受験生の選択基準は実に保守的で、私立では慶大、慈恵医大、日本医大順天堂大の“四天王”に合格すればそちらを選ぶし、その四天王でさえ国公立の伝統校には勝てず、毎年相当数の定員割れを起こします。

ましてや四天王より格下の私立大ともなると、その状況は一層鮮明になります。このため、私立大は格下になるにつれて正規合格者数を大幅に上回る人数の補欠合格者を選定しておき、入学辞退者の続出で生じる欠員を補充するのです。つまるところ、私立大医学部の実際の入学者の大半は補欠繰り上げ合格者なのです」

 

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